陰キャ、陽キャは最近割と聞く言葉です。
大学生がよく使っていますよね。
昔でいうと、
陰キャ=暗い人、内向的
陽キャ=明るい人、外交的
ってことなんでしょうけど。
陰キャでつらい、という人はたくさんいると思います。
特に学生時代は、陽キャの方が青春を楽しめる確率が高いので、陰キャは肩身が狭く感じてしまうでしょう。
しかし、陽キャだろうと陰キャだろうと充実した生活を求めるのが人間というもの。
陽キャでいるほうがリア充になれると思って、陰キャなのに無理して陽キャになる人もいます。
でも陰キャなのに陽キャを演じるのってすごくつらいです。
だって自分に嘘をついていることになるから。
私も陰キャなのに陽キャでいようとして痛い目にあったことがあります。
今は陰キャだと受け入れて、自分なりの考えを身につけて楽になりました。
前置きが長くなりましたが、自分の経験を踏まえて陰キャが楽になる方法についてご紹介していきたいと思います。
陰キャが楽になる方法5つ
自分を知る
学生時代は視野が狭いので、学校での生活が全てだと考えがちです。
一人で行動しているとぼっちと言われるし、一緒にいる友達と同じレベルに見られるから、ダサい人とは一緒にいたくない。
彼氏、彼女を作るには、ある程度、目立つグループにいないといけない…
こういう空気感があります。
人によっては違うかもしれませんが、私が中高の時はこの空気を感じていました。
青春したいなら、充実した学生生活を送りたいなら、陽キャでいないといけない。
そんな空気がありました。
でもそれは本当にあなたが望んでいることなのでしょうか?
あくまでも世間の、友達の間での価値観ではないでしょうか?
こんなことを感じたことはありませんか?↓
- 家に帰るとホッとする
- 家でペットと遊ぶのが一番の癒し
- 学校の友達と会うのは学校でのみ。休みの日には会わない
- 友達と話すために好きではない芸能人の情報を調べている
- 受験を機にどこか遠くに行きたいと思っている
こう思う人は陰キャの傾向が強いと思います。
無理して陽キャ、ウェイ系を演じるのはすごくつらいはずです。
陰キャでつらいと感じている人は一度、自分が何に価値を感じるのかを考えてみることをおすすめします。
ノートに好きなこと、嫌いなことを思いつく限り書きだしましょう。
とりあえず30個ずつ。
書きだしたら、ゆっくり眺めてみてください。
自分がどんな時間の過ごし方をするのが好きなのか?
どんな人と仲良くしたいのか?
どんな話をしたいのか?
それらがわかれば、自分にとっての本当の幸せが何なのかに気づくことができます。
一人の楽しさを知る
陰キャは一人で過ごすのが好きです。
内向的なので、人とわいわいすることが楽しいとは思わないのです。
でもグループでわいわいするのが楽しいことだと思い込んでいるから、そうでない自分を振り返ってつらい気持ちになるんです。
別に一人でもいい、一人でも楽しめると知ると楽になれます。
学校以外の時間では、一人で好きなことを思いっきりやってみてください。
楽器の練習、一人カラオケ、動画を見まくる、語学の勉強、ペットと遊ぶ。
一人じゃないけど、家族と出かけるのもいいですね。
また、将来の目標を持つのもいいです。
将来のために学生のうちからできることはたくさんあるので。
好きでもない友達とダラダラ遊ぶよりも、将来のために時間を投資するほうがためになります。
休みの日はこれでいいですが、
学校で一人でいるといじりやいじめの対象になったり、ヒソヒソ陰口を言われたりしますよね。
なので、学校では適度に気が合う人と一緒にいるほうが安全です。
その時に「本当は一人でも楽しいんだけどね」「卒業したらもっと楽しくなる」と思っておくといいです。
ただ、相手を雑に扱うのは失礼だし、本心がバレると嫌われるので、そこは気を付けましょう。
陰キャの人は良心的なので、本当の友情が欲しい、卒業後も仲良くしたい、と思うかもしれません。
それならそれでいいですが、多分痛い目を見るでしょう。
大人になって思うのは、
結局「自分を救えるのは自分だけ」です。
そう気づいた時に、陰キャだろうと何だろうと強く生きていけます。
社会人になったら楽になると知る
学校生活の中では誰か一緒にいる人がいないと、グループに入っていないと白い目で見られます。
土日以外毎日会うので、濃い付き合いになります。
それで、学校での立ち位置=自分の価値と勘違いしがちです。
しかし、社会人になったら、陽キャグループに入っていないといけない、というのはなくなります。
中にはそういう職場もありますが、それはかなり低レベルな職場なので、陰キャは絶対避けたほうがいいです。
平日は毎日職場に通うけど、職場でどんなグループに入っているのか?は気にする必要はありません。
職場にいる人は友達ではなく、ただの仕事仲間です。
たまに雑談もありますが、深く関わる必要はないです。
お昼はそれぞれデスクで食べたり、外に一人でランチしに行くのは普通です。
新卒の頃はまだ学生気分が抜けていないので、グループになってしまうかもしれませんが、段々とそういう空気は薄れていきます。
新卒で同期が100人くらいいても、何年か経つと転職や寿退社する人が出てきます。
更に、転勤になったり、会社が倒産したりするので、ずっと同じメンバーで仕事する可能性はかなり低いです。
学校と違って職場は嫌なら転職という手段があるのもメリットですね。
社会人になって、「私たちは親友だよね」「先輩と私はズッ友」「ニコイチ」とか言っていたら気持ち悪いです。
周りに引かれます。
職場は仕事する場なので、給料をもらうために利益を出さないといけない、仕事できるかどうかが全てです。
人から陽キャに見られたからといってお金が稼げるわけではないので。
陰キャは社会人になった方が楽に生きられると思うので、未来に期待しておいてください。
痛い目を見る
人間は自分で経験したことしかリアルに感じられません。
想像力が巧みな人は相手の気持ちを想像できますが、やっぱり自分で経験しないと、本当の意味で相手のつらさを理解するのは難しいでしょう。
自分のことを知る、社会人になったら楽になる、とお伝えしてきましたが、若いうちは目の前の世界がすべてになりがちなので、将来を支えに今を頑張ることは難しいかもしれません。
その場合は、そのままでいいです。
青春するために、リア充になるために無理して目立つグループに入ったり、陽キャの友達にまとわりついたりしてみてください。
そのうち、むなしさやつらさを感じるようになるでしょう。
でもそう思った時がチャンスです。
本当につらい思いをしないと人間は変われないので、そのつらさをきっかけにあなたは変われるでしょう。
私が学生時代の価値観から解放されたのもむなしさを感じた時でした。
学生時代の陽キャグループと仲良くすることに価値があると思って(無意識に)、集まりに行きました。
そこで自分の今の生活について話しました。うまくいってないことについても話しました。
それで数年後、別の陰キャに「○○なんだって?」とバカにされたように言われたのです。
つまり、陽キャが私の醜聞を周りに面白おかしく話していたのでした。
そこで始めて利用されていたことに気づいたんですね。
もう二度と信用しないし、会わねーわ。
と思いました。
それでその後に、卒業して1回しか会っていなかった陽キャの友達に結婚式に招待されました。
その時は自分を受け入れ、一人で充実した生活をしていましたし、陽キャと一緒にいることを重視していなかったので、きっぱり断りました。
きっと行ったとしても結婚式後にはまた音信不通になっていたことでしょう。
このように学生時代の価値観を引きずって陽キャを信奉していると、大人になっても陽キャに利用されます。
結婚式のご祝儀の相場は3万円なので、
利用された上に陽キャに3万払うって罰ゲーム以外のなんでもないですよね!?
無理して陽キャでいることに価値はない。
自分に嘘をついて陽キャと仲良くすることに価値はない。
自分を受け入れて、自分の好きなことを集め、実践することがもっと大事だし、楽しい。
本当にそう思えた時に、陽キャ陰キャなどという学生時代の価値観から解放されて、自分の人生を楽しめるようになります。
まとめ
明るいことが良いこと、ウェイウェイするのがリア充、という価値観の学生時代には、陰キャは肩身の狭い思いをします。
それで無理して陽キャになろうとしても、自分に嘘をついていることになるので、後からダメージがきます。
そうなると、もっと病みます。
陰キャがつらい人が楽になるには、自分を知ることが大切です。
周りの価値観とか関係なく、自分が何をしている時が一番楽しいか、楽かを知りましょう。
一人が楽、一人でも楽しめることを自覚すると、周りや世間の目に振り回されず、ブレなくなります。
それに社会人になると、職場ではしっかり働いて結果を出すことが一番大事で、陽キャ陰キャなどは関係なくなります。
自分が陰キャだと認めたくない、または陰キャを隠して陽キャに気を使ったり、仲良くしたいと思っている場合は、荒療治ですが、痛い目に合うと目が覚めます。
痛い目を見てはじめて、自分を本当に大事にしてくれる人は誰なのかに気づくでしょう。
それは同じく陰キャの友達かもしれませんし、友達がいなかったとしても、
「自分を救えるのは自分だけ」だと気づくでしょう。
そう気づいた時に人はもっと自分らしく、強い気持ちで人生を生きていけます。
陰キャ陽キャに縛られている間はつらいかもしれませんが、それは永遠ではありません。
陽キャになれない自分を責めないでください。
陰キャが楽しく生きていける、輝ける世界がきっとあります。
陰キャでつらいと感じている人に届けば幸いです。