大人になっての習い事は、自分でお金を払って習いに行くので、学生の時よりも意欲的に取り組めますよね。
ですが、最初は意欲満々で入ったけど、後でストレスを感じるようになるというのはよくある話です。
今回は大人の習い事でストレスを感じる理由12個と解決方法についてまとめました。
目次
人間関係編
習い事のストレス要因の大半が、先生もしくは他の受講者との人間関係が原因です。
この項目では人間関係でストレスを感じる場合についてご紹介していきます。
馴れ合いが面倒くさい
習い事って大体週1回くらいで定期的に同じメンバーと会いますよね。
これは中々濃い回数で、喋らなくても段々と顔なじみになってお互いに存在を意識していきます。
同じことに興味を持つ者同士で会話が弾むので、最初はすごく楽しいと感じることも多いでしょう。
共通の話題があるので距離も縮まりやすくなります。
ただ、それが行きすぎてしまうと馴れ合いになります。
そうなると習い事の仲間というよりも友達になって、誕生日プレゼントを贈り合うのが恒例になったり。
相手がテキストを毎回忘れてきて「見せて―」と頼ってきたり。
また、習い事の後に一緒にお茶するのが恒例になる場合もあります。
その時間は決して義務じゃないのに、皆が行くとなると一人だけ行かないのは気が引けて無理矢理参加するとストレスになります。
プライベートを詮索する人がいる
他人に興味津々で噂好きの人がメンバーにいた場合、プライベートの詮索が始まります。
本来挨拶するだけでも済むのに、相手に踏み込んで「家族」「既婚、未婚」「子供の有無」「パートナーの職業」まで聞いてくる人がいます。
スピーカータイプの人に話したら最後。
他の受講生に個人情報をバラされます。
スピーカータイプじゃなくても、お腹の中で「あの人より上だ下だ」と比較されているのは気持ち良いものではないので、ストレスが溜まります。
対抗してくる人がいる
習い事の場では、受講生の間で習得レベルに差が出てきます。
ある人は元々昔やっていた背景があって上達が早かったり、初心者の人は遅かったり。
年齢によっても習得スピードは変わります。
年上の女性が娘ほど年下の女性に対抗心を燃やしているのは習い事の場でよく見かけるシーンです。
そういう人は年下の女性が褒められるとつまらなそうな顔をして、失敗すると嬉しそうな顔をするので分かりやすいですw
仕切りたがり屋がいる
よく言えばリーダーシップがある、悪くいえば仕切りたがり屋がいる場合、習い事のメンバー同士の結束を深めようとします。
大人なので全員が全員、濃い付き合いをしたいわけではないのに、善かれと思ってか、踏み込んだ付き合いを求めてきます。
例えば、仲間内でのプレゼントの贈り合い。
仕切りたがり屋の人は仲間内で結婚、妊娠する人がいたらプレゼントを贈ろうという音頭を取りします。
「プレゼントは私が買ってくるから!」という名目で一人1000円ずつ集めたり。
そこまで仲良くない人にお金を払うことに抵抗を覚える人は多いでしょうから、迷惑に感じてストレスが溜まります。
講師が差別をする
人間は相性があるので、好き嫌いがあるのは仕方ないのですが、それを見せないのが大人です。
しかし、その講師が生徒への好き嫌いを隠せない人だった場合、あからさまに対応を変えてくることがあります。
特定の人ばかり褒めて、他の人のことは一切褒めず、ダメ出しばかりだったり。
普通に一生懸命取り組んでいる人であれば、ダメ出しばかりの扱いを受けるのはストレスになります。
講師が馴れ合い好き
受講生だけでなく、講師が馴れ合い好きである場合もあります。
講師になったばかりの人は「先生」と呼ばれて嬉しいのか、更にチヤホヤされようと必要以上に集まろうとしてきます。
「皆で鍋パーティーやりましょうよ♪」
「旅行に行きましょう♪」
講師のお気に入り認定されている人は居心地が良いし、ひいきしてもらえるので嬉々として行くでしょうが、そうでない人にとっては苦痛でしかありません。
こんな講師は、はっきりいってプロ意識に欠ける人だと思います。
講師が生徒に嫉妬
稀に受講生の中に、すごくセンスが良くてメキメキ上達する人がいます。
そんな時、講師はその生徒に対して嫉妬することがあるようです。
また、習い事の内容に関係ない項目に対して嫉妬する人もいます。
年齢が自分よりも若いだとか、本業が高級取りだとか。
そんな先生から習う気は失せるので優秀な人はやめて行きます。
講師を中心とした帝国が出来上がっている
習い事の場では講師がトップというヒエラルキーが存在します。
それは当然のことで、教える人、教えてもらう人で淡々と講義が進むなら良いのですが、そのヒエラルキーを必要以上に強調する人がいると厄介です。
講師が取り巻きを好んだり、チヤホヤされるのを好むタイプであれば、周りの忖度を求めてきます。
それに応じる人が更にその講師の傲慢さをエスカレートさせます。
「皆で先生にお歳暮、お中元を贈ろう」
「先生の展示を皆で見にいってお祝いを贈りましょう。これは義務です」
などと言い出したりします。
講師が授業をしない
講義系の習い事である場合、講師が話の途中で脱線して授業をしない、ということがあります。
自分のプライベートに関する話をしたり、社会問題に対する自分を意見を延々と語ることもあります。
その話が面白かったり、習い事のテーマに関することであればまだ楽しく聞けますが、教室運営会社の愚痴だったり、別の講師の悪口だったりする場合は聞くに堪えません。
仕事や家事など忙しい合間を縫って参加している人は「なんだこれ」と感じて来なくなったりします。
人間関係以外編
人間関係以外の理由でストレスが溜まることもあります。
お金がかかる
習い事の費用といえば月謝だけ、で済まないことの方が多いです。
語学教室ではテキスト代がかかりますし、ダンス、バレエなどになると衣装代が掛かってきます。
発表会を行うとなると、更にそのための衣装代金を自己負担することになります。
発表会に興味がない人の場合、このような出費はストレスになります。
通うのが難しい
働いていると、習い事に参加するのは夜の部になりますが、仕事が押したせいで通えなくなることがあります。
習い事の場所が勤務地から遠い場合も通うのが難しく、習い事に遅れたり、欠席することになります。
遅刻や欠席が続くと「何のために月謝を払っているのかな」とストレスに感じることがあります。
授業の進みが遅い
特にカルチャースクールの語学系の習い事に多いですが、メンバーのレベルに合わせてテキストが進むため、一人でも理解が遅い人がいたら授業の進みが遅くなります。
ゆっくりということは丁寧に学べることでもありますが、そこにストレスを感じる場合かつ本気で技能習得したい場合はカルチャースクールではなく、語学学校などで本格的に学ぶのがおすすめです。
大人の習い事でストレスを感じる時の解決策
すっぱり辞める
習い事をする目的は人によって異なりますが、大体は「自己啓発」「スキルアップ」「暇つぶし」「出会い」だと思います。
要は義務ではない、ということです。
義務ではないことにお金を払ってストレスを感じるのはバカらしくないでしょうか?
辞めづらいと感じることもあるかもしれませんが、習い事だけでの知り合いには今後会うことは早々ないでしょう。
会ってもスルーすれば良いです。見かけても見なかったフリ、です。
お金を払っているわけなので、選択権は常にあなたにあるということを忘れないでください。
別の教室を探す
その習い事ができるのはそこだけではありません。よほど珍しいものでない限りは。
地方は教室を探すのが難しい場合もありますが、オーソドックスなジャンルなら少し足を延ばせば見つかると思います。
人間関係に問題がある場合は、環境を変えるだけで問題が解決する可能性が高いです。
もしくは集団でなく、マンツーマンという手もあります。
プライベートレッスンですね。
その場合、人間関係は講師との間だけに存在するので、講師が自分にとって相性が良い人であれば、全く問題なく続けられるでしょう。
まとめ
今回は大人の習い事のストレスの原因、解決方法についてご紹介してきました。
ストレス要因の大半は人間関係です。
人間関係以外ではお金、場所、内容の質の問題が挙げられます。
習い事はお金を払って行っていることなので、お金を払ってストレスMAXになるくらいならすっぱりと辞めることをおすすめします。
例えば酔拳やボリビアの女子プロレスなどのレアな習い事でなければ、大体は県内に複数あるでしょうから、別の教室を探してそこに移ることもできますよね。
また、授業のレベルが低いと感じる人は、別の教室を探すか、もしくは本格的に学べる学校を探すことがおすすめです。