性格が今の仕事に向いてない、今の仕事が辛い、と思うのは本人にとってはすごく苦しい悩みです。
かつて私も「性格に合う仕事」「自分に合う仕事」を探して行動を繰り返していました。それは天職を探す過程でもありました。
中々”答え”が見つからずに、病んだ時もありましたが、結局性格に合う仕事を見つけることができました。
そこで今回は、性格に合う仕事の探し方のコツをご紹介したいと思います。
性格に合う仕事を見つけるコツ3選
自分の本心に忠実でいる
世間では「良い学校を出て良い企業に就職する」のが理想とする生き方のようです。
その影響で、自分もそのようにしよう、と思い、本心とは逆の行動を取ってしまう人も少なくありません。
影響を受けていないと思っても、周りがそういう人ばかりだと自然と刷り込まれています。
無意識でそっちの方向に寄っていってしまうのが怖いところです。
しかし、
本心に蓋をしているとうまく仕事選びができません。
本当は自由な雰囲気を好む人が、規律、上下関係を重んじる体育会系の会社に入っても苦しいですし、
コミュニケーション力はあるけど適当な人が、ルールがきっちり決まった仕事についても苦しくなります。
こんな風に自分の判断を鈍らせる大きな原因は、お金です。
高い給料を求めるがあまり、仕事選びの時に自分の本心から目をそらしてしまうのです。
根本的な原因は、自分と充分に向き合っていないからです。
本心がわかっているけど、何らかの原因で実現不可能だと思うと(または思いこむと)、人目を気にして自分の心に蓋をしてしまうんです。
私は一人でいるのが好きなので、一人でできる仕事をしたいとずっと思っていました。
それで、その中でも自分が好きな仕事、と考えた時に、ちょっと現実離れした職業を希望していました。
それを周りに話すと、
「はいはい、それは夢でしょ~」
「なれるわけないよね」
という否定的な意見が返ってきました。
幼い頃から特別な才能がある、説得できるレベルの材料がある人は否定されないかもしれませんが、身近な人が人とは違う目標を言うと、こんな風に否定してくる人はたくさんいます。
それで、言われた人は常識の枠から外れるのが怖くて、周りの声に流されてしまいます。
しかし、それだと性格に合う仕事は見つかりません。
自分の本当の希望よりも、他人の押し付けてきたイメージを優先しているからです。
私は性格に合う仕事をしたいとずっと思っていたのに、その思いに蓋をして苦しみました。
でもわかったことは、結局答えは自分の中にしかないということです。
誰が何といおうと、自分の本心が正解も正解、大正解なのです。
本当に性格に合う仕事を見つけたいなら、それがどんなに現実離れしていようと否定をしないでください。
時として、とうてい無理な夢を掲げ、そこに対する努力もできない、という場合もあるかもしれませんが、その希望の仕事の方向性まで間違っているわけではないので。
例えば皆の前で表現するのが好きだから俳優になりたい、と思っていても、オーディションに行ったり、ボイトレに行ったりと行動を起こせない。
または行動を起こしているけど、どうしても無理そうだ、という場合でも、探し続ければ希望の情熱の方向に沿う仕事は見つかります。
例えばそれは俳優ではなく、小劇場の舞台俳優だったり。脚本を書いてみたら演じる側でなく、脚本で表現するほうが好きだと気づいたり。
トライ&エラーを繰り返すことで、糸口が見つかっていきます。
見つかるまであきらめないことも大切です。
自分の本心を知る
- 自分はどんなことに喜びを感じるのか?
- どんなことをされると嫌なのか?
- どんなことに怒るのか?
- どんな人が好き?
- どんな人が嫌い?
- 何を欲しているのか?
- どんな人生を送りたいのか?
自分の本心を知らないと、性格に合う仕事を見つけられません。
良く分からない場合は、自分の喜怒哀楽に注目してみてください。
自分の一番の観察者になれば、自然と答えが出ます。
納得感が大事
例えば世間一般的に良い条件とされる仕事を紹介されたり。
社会的に評価の高い仕事に就いていても、本人は一向にやりがいが感じられないと悩み、つらいと感じる時があります。
そういう仕事を辞めたいとなると、周りが止めるでしょう。
それは、周りが当人の希望よりもステータスが魅力だと感じていて、辞めるのがもったいないと思っているからです。
色々な仕事をして思ったのは、人間が幸せに仕事をするには「納得感が大事」ということです。
どれだけ大変でも、情熱があって前のめりになれる仕事なら、苦痛に感じないものです。
私は会社員で興味が持てない仕事をしていた頃は、毎日つまらなくて仕方なかった。
天職を探してさまよっていました。
が、どん底まで落ちて自分と向き合い、人と違う道に進む勇気をようやく持ててから、情熱を持てる仕事に出会い、これまでにないほど前のめりになりました。
1週間毎日仕事していても苦にならないほどです。
(といってもたまに休みは必要ですが^_^;)
それは自分の中に「納得感」があるからです。
- 自分が選んだ仕事で、内容にも興味がある。
- 給料にも納得できる。
そういう心持ちだと仕事もうまくいくようです。
まとめ:性格が合う仕事は何より大事
性格が合う仕事について、私の体験談を交えてお送りしてきましたが、
正直、仕事内容も大事ですが、性格が合う仕事に変えるだけでも精神が落ちつきます。
職場は社風が合ってなかったり、人間関係が悪いと最悪です。
逆に仕事は給与のため、と割り切れていて、性格に合う仕事につけていたら、心穏やかに過ごせます。
そうなると、もっと情熱が持てる仕事につきたい!と思うかもしれません。
そうなったら、ゆっくり探せば良いだけです。
なので、天職探しの優先順位は、性格が合う仕事→職種に情熱が持てる仕事、となります。
社会人にとって仕事の時間は一日の大半を占めます。
何となくで仕事しているとあっという間に人生の時間が過ぎていってしまいます。
悩んでいるのはそれだけ真剣に問題に向き合っている証拠。
探し続ければ、性格に合う仕事は見つかるものです。
もっと幸せになるために、諦めずに探し続け、性格に合う仕事を見つけだしましょう。