社会に割といる「したたかな人」。
害がないなら良いですが、相手を陥れようとする「したたかな人」は困った存在です。
そんなしたたかな人の特徴と対処法をまとめました。
したたかな人の特徴!
自らの手は汚さない
したたかな人は、自らの手を汚さずに、自分の希望を通そうとします。
例えばグループの中で排除したい人が居た場合、自分が表立ってその人をハブるのではなく、
カーっとしやすく、声が大きい人に、排除したい人の悪口を吹聴し、たきつけた上でハブるのです。
周りの人間を操ることがうまい、マニピュレーター(操作的な人)です。
本音をうまく隠す
したたかな人はコミュニケーションに長けています。
本音を言うと、相手によってはトラブルに発展する可能性があるため、本音はうまく隠して人付き合いをするのです。
「○○さんってxxなんだって」と噂話を振られると、「そうなんだー」「知らなかったー」というどちらでもない相槌を打ちます。
悪口を言わない人は悪口ばかりの人よりは信頼できる可能性が高いので、そこだけにフォーカスすると、良い人のように思えます。
が、本当はそう思っているのに、頑なに人を悪く言わない人の場合は、「悪者になりたくない」「周りに良い人、まともな人だと思われたい」という意識が強すぎて、本音を隠している可能性があります。
その場合は、どこか上辺に見えてしまうので深い友人関係を築くことはできないでしょう。
隠密行動をする
横並びで、皆と同じであることに安心を覚える日本社会では、人より抜きんでたり、目立ったりすると嫉妬から叩かれることがあります。
それを知っているしたたかな人は、自ら表に出て主張せず、目立たないように、自分の望みを叶えようと隠密行動をします。
例えば社内で海外勤務のポジションを募集。
したたかな人にその話を振ると、「海外か~大変だよね」などと言いつつ、実は応募していて、最終的にそのポジションを獲得していくのです。
相手を油断させる
実はとても努力しているのに、周囲の人間に努力を見せずに、ライバルを油断させます。
例えば、学生ならテスト前に「あー全然勉強してない」「集中できない」などと言いつつ、実際はものすごく努力しています。
そして、テスト後に良い点数を取って、「ヤマが当たった」などと言います。
相手を陥れようとしない人なら、テスト前の「勉強してない」発言はしないので、やはりしたたかな人はどこか計算して発言しているのでしょう。
したたかな人の対処法
信用しない
初めての時は分からないでしょうが、何度かしたたかな手を使われると「この人は…」と気づいてくるものです。
そこから相手の行動パターンに気づけたら、相手を信用するのはやめましょう。
ペラペラと自分の情報を話したり、愚痴を言ったりしてはいけません。
利用される恐れがあるからです。
話に乗らない
したたかな人から何かを頼まれたりしたら、その背景にあるのは何なのかを考えましょう。
その行動は、必ず相手の利益につながっています。
何度かやられて相手は信用できない人、とわかっているなら、手伝ったり、頼みごとを聞くのはやめて距離を置きましょう。
まとめ
善人ばかりではない世の中を生き抜くために、「したたか」になるのは必要なスキルでもあります。
「したたかな人」からはしたたかなスキルを学ぶのもいいでしょう。
しかし、限度があり、相手を陥れようとする「したたかな人」は自分さえよければ他人を蹴落としてもいい、と思っているわけです。
そんな人に利用されるのは気分が良いものではないので、利用されないように、話に乗らないように気を付けましょう。