職場で睨んでくる人っていますよね。
何か言いたいことがあるのに、言葉で言えないから目で訴えかけてくるアレです。
睨まれたほうは不快な思いをしますが、一体なぜあの人達は睨んでくるのか?
職場で睨んでくる人の心理と対処法を解説します。
目次
職場で睨んでくる人の心理
何か気に入らないことがある
睨んでくる理由で最も考えられるのが「何か気に入らないことがある」という理由です。
睨むという行為は相手に敵意のある視線を向けることなので、何かこっちに不満がある、何かが気に入らないと思っているということは想像に難くないですよね。
言葉で言えば良いものの、目で訴えかけることしかできないからこういった品のない行動に出るのです。
仲良くないから言えない
例えば同僚が仕事でミスしたり、注意したいことがあったら、仲が良かったら指摘しやすいですよね?
睨む人は言いたいことがあるけど、相手と仲良くなく、距離が遠くて言えないから睨みで訴えてきます。
シチュエーションとしては、
部署が違って直接的なやり取りはないのに気に入らない人がいる場合に睨んだり、入ってきたばっかりの新人を睨んだりする場合があります。
自分のほうが立場が上と思っている
睨む、という行為は相手に敵意を示す行為です。
敵意をむき出しにするのは、常識ある大人なら普通はしませんよね?
しかし、そんなことをしても大事にはならない、許されると思っているからそんな失礼な行為をするのです。
それは自分のほうが立場が上だと思っているからです。
例えば、こんな心理が挙げられます。
- 自分のほうが会社の人と仲が良く、味方が多い
- 自分が社内でリーダー格であるという自覚がある
- 相手が社内で弱い立場にある(いじめられている、ミスしてしまった、など)
自分の方が上、相手のほうが職場での立場が弱いと思っているから睨んできます。
こういう人は社内での立ち位置や力関係に非常に敏感で、人によって激しく態度を変える傾向が強いです。
ちゃんと睨める人、睨めない人を分けています。
自分より上の立場である上司やデキる同僚には絶対こんなことはしないはずです。
職場で「睨む」という下品な行為によって自分の品性を暴露しているとも言えます。
幼稚
職場で社会人として仕事をしていても精神性が成熟している人ばかりではありません。
好き、嫌いで泣きわめく子供のように、
自分の思い通りにならないことがあった時、自分の力不足を認められずに相手のせいにして相手を排除しようする人は人を睨む傾向があります。
睨んでくる理由は相手の心の中の問題であることも多いので、睨まれたからといって自分を責める必要はありません。
保守的
非常に保守的で自分と違う価値観の人を認められない人は、相手を睨んで排除しようとします。
これは恐れから来る敵意で、話せば意外と気が合うかもしれないのに、それをせずに睨むことで自分を守ろうとしています。
職場で睨んでくる人の対処法
職場で睨んでくる人。
心理がわかっても対処法がわからないとこれからどうやってコミュニケーションを取れば良いのかと迷ってしまいますよね。
ここでは、職場で睨んでくる人の対処法について解説します。
ちょっとだけ自分を顧みる
睨んでくる人は必ず理由があって睨んできています。
それは相手の心の問題であることもあるし、こっちの言動、行動が相手を刺激していることもあります。
正義感が強い人、多数派でいることに安心を感じている人は、ちょっとでも人と違う行動をする人を恐れ、批判します。
人と違う行動をすることは悪ではないのですが、職場では浮きがちで、居づらくなってしまうことがあります。
それは睨まれた側からしても理想的な状況ではないと思うので、睨まれた時にはまず理由を考えてみましょう。
ちょっとだけ自分を顧みるのがおすすめです。
例えばこんな理由が考えられます。
- 忙しい職場で、睨んできた相手は残業が多くて疲れているが、こちらは有給休暇を1週間取ろうとした
- 睨んできた相手のお気に入りの男性社員とランチに行った
など。
「自分がこうしたから相手が睨んできたのか」と納得できたら、そこを変えてみることで相手の態度が軟化したりします。
お金を稼ぎに行っている職場で喧嘩したり、揉め事を起こすのは面倒だと思うので、ちょっとだけ顧みて、折衷案を生み出すのも一つの手です。
ただ、こちらが相手のコンプレックスを刺激してしまい、相手が過敏になって攻撃してくることも多いので、「私、何かしたかな?」と過剰に考えすぎる必要はありません。
相手の心の中の問題まで心配してあげる必要はないでしょう。
フルシカトする
睨んでくる人は何か言いたいことがあるのに、できないから睨みで訴えかけてきます。
更に睨みには威嚇の意味合いもあります。
つまり、相手はあなたを攻撃しているわけです。
睨むことによってこちらが弱ったり、動揺したりすることを狙っているので、そこは毅然とした態度でフルシカトしましょう。
言いたいことがあるなら言えよ、という話です。
フルシカトしつつ、こちらが社内で仕事を覚え、コミュニケーションを取る人が増え、味方が増えてくると、かつて睨んできた人は態度を変えてきます。
しかし、その時には「弱い立場の人を睨んで威嚇」するような相手の本性がわかっているので、要注意人物として意識して避けることができます。
明るく話しかける
職場で睨んでくる人とは大抵距離がある関係であることが多いです。
仲が良かったら直接指摘できるものなので。
睨んでくる人は言いたいことがあるけど言えない、馴染みのない人だから怖い、排除したいという気持ちになっている保守的な人です。
そんな相手には明るく話しかけて、気軽に話せる関係に持っていくのも有効です。
こちらは怖い人じゃないよ、あなたを攻撃することはないよ、と態度で示すんですね。
そうすると相手も安心して、態度を軟化させます。
また、睨んでくる人は相手が自分よりも弱い、抵抗しなさそう、と感じているから攻撃的な態度をしてきます。
そこで、明るく話しかけに行くと、相手は「うっ」となりますw
実はハキハキ意見を言う人だった、と分からせてあげれば、ビビって睨んでくることは失くなるでしょう。
まとめ
職場で睨む人は必ず何か理由があって睨んできます。
「相手が気に入らない」という王道の理由だったり、言動・行動が睨む側のコンプレックスを刺激していたりすることが考えられます。
職場でのコミュニケーションが良好で、気軽に雑談できる関係なら、睨むまでもなく指摘することができますが、仲良くないから言いづらいと思い、目で訴えかけてきているんですね。
また、こういう人は自分より上の立場にあると認めている上司や同僚を睨むことは絶対ありません。
睨むということは、相手より自分が上、相手は弱いと思っているから、睨むという下品な攻撃的な行為ができるわけです。
大人の皮を被った幼稚な人、とも言えます。
自分が多数派でいることに満足しているので、和を乱す人を恐れ、排除しようとする保守的な人でもあります。
睨む人が不快な場合には、いくつかの対処法を試してみてください。
まずは相手がなぜ睨んでいるのかを考えてみて、
それで自分ができる範囲で言動、行動を変えていくと、相手が態度を軟化させてくる可能性があります。
睨んでくる理由は、相手の心の中の問題であることも多いですが、職場で面倒ごとを起こして精神を消耗したくない場合は、妥協できる範囲で対処してあげるのがおすすめです。
こっちには何も非がないのに、相手が勝手にコンプレックスを刺激されて怒ったり、自分の居心地の良い空間を死守するために、睨んで攻撃してくることもあります。
そんな時にはフルシカトをしましょう。
こちらが職場で仕事を覚えたり、味方が増えるなど、力をつけてきたら、相手は態度を変えてきます。
そうなった時には相手の本性はすでにわかっている状態なので二度と陥れられることはないでしょう。
また、距離が遠いので話す機会がなく、どういう人かわからないという恐怖から、睨んでくることもあります。
こういう人は仲が良い人にはすごく良くしたりします笑
なので、明るく話かけてコミュニケーションをとってみるということを続けていると、睨んでくることはなくなるでしょう。
また、相手が弱いと思って睨んで攻撃してきている側面もあるので、明るく話しかけ、意見をハキハキ言う人であることを示せば、ビビって睨まなくなることも期待できます。
職場で睨んでくる幼稚な人はたまにいますが、睨まれるほうはストレスですよね。
余計なストレスを貯めないためにも、相手の心理を知り、適切に対処していきましょう。
上記のやり方が参考になれば幸いです。