トランサーフィンとは、量子力学をベースに理詰めで願望実現の仕組みを説明している本です。
2006年12月に出版されています。
願望実現の仕組みを、元量子物理学者の著者、ヴァジム・ゼランド氏が体系立てて、説明しています。
ゼランド氏はロシア人。
文章は難しくはないけど文字ぎっしり書いてありますし、一回読んだだけではイメージしづらい部分も多くあったので、何回も読んで理解していきました。
一巻目の赤本「振り子の法則」では、主に「バリアントの空間」「振り子(ペンジュラム)」について説明しています。
バリアントの空間とは
物質的情報構造。
過去、現在、未来のすべてを内包している情報フィールド。
起こりうるすべての事柄がバリアント空間にあります。
便宜上、バリアントの空間はセクター(細分領域)に分けることができます。
人間の思考エネルギーの放射が潜在的に可能なバリアントを実現します。
思考の放射パラメータが変化すると別の人生ラインへ移動することができます。
ざっと箇条書きしましたが、
端的に言うと、思考が現実に影響を与える、ということを言っています。
振り子について
同じ方向で物事を考える人々の集まりは「エネルギー情報体」を作ります。
これを「振り子(ペンジュラム)」と呼んでいます。
振り子は人間の思考エネルギーが発生するどんなところにも存在します。
会社、家族、小集団…
振り子は信奉者達の上に存在し、信奉者からエネルギーを奪い取ります。
どの振り子も基本的には破壊的で、属する人間たちの運命などはどうでもよく、あくまでエネルギーを頂くことが振り子の目的です。
トランサーフィンとの出会い
この本の存在を知った当時、仕事で相性の悪い人がいて、その人のことでとてもイライラしていました。
仕事から帰ってもイライラが止まらなかったり。
そんな時に知人からこの本の存在を教えてもらいました。
なので、最初は願望実現というよりも、怒りをコントロールするための目的で読んでいました。
赤本で書かれている振り子についての概念は周囲の環境や怒りのメカニズムを理解するのにとても役立ちました。
トランサーフィンの効果
トランサーフィンの理論では、思考が現実に影響を与えるので、好ましくないことばかり考えていると、まさしく好ましくないことに出会う人生ラインに運ばれてしまうのです。
結果、「欲していないことを受け取る」ようになります。
「虫が嫌いだ」とずっと考えていると虫にしょっちゅう遭遇するようなライン上にいることになるし、
「嫌いな上司」の嫌いなところを数えていたら、その嫌いなところに多く出会うようなラインに居続けることになります。
まさに後者のようなことをしていたので、上司のせいでしょっちゅうイライラするライン上にいたのですが、振り子の法則を学んでからは状況が改善されたように思います。
例えば以前はイラつくと振り子に思考を乗っ取られ、ずっとそのことを考えたりしていました。
でもイラっとすると、「振り子がきた!」「振り子にエネルギーをあげないぞ」と思い、望まないことよりも欲することを考えるようになりました。
本にもこういうありましたね。
「あぁ、お前さん、振り子か?近頃の私はやすやすと引っ張られないよ」。
以前はずっとイライラして、自分でも疲れたり、そのことを人に話すので、周りの人を疲れさせていた(と思う)のですが、イラつきが回避できるようになりました。
実践の結末…
この頃の出来事の結末として、ナナメ上の、予想もしない方向から状況が変わりました。
なんと、担当していた部署の仕事が少なくなり契約を切られました。(この頃、契約社員として働いてました)
外的意図が働いたんだと思っています。(2巻の内容ですけど)
他にも契約社員はたくさんいた部署なんですけど、切られたのは私だけ。
仕事は一応ちゃんとやっていたので注意されたこともなく。
どういう感じになるのかな、とちょっとわくわくしながら待っていて、
相手が部署替えになったり、もっと良い仕事を見つけたりという方を軽く想像していたのですが、
結果はナナメ上でしたね…
予想だにしなかった結果の出方はパム・グラウトの「こうして思考は現実になる」と似てますね。
あっちでも仕事をいきなりクビになったと書いてありました。
この後、仕事は見つかったので良かったのですが、あの時は焦りました。
以上がトランサーフィンを実践した上での効果ですが、
振り子の法則で振り子との付き合い方を学んだ私は2巻の願望実現にも取り組んでいきました。
別記事で書いていきたいと思います。
また、トランサーフィンを実践してから本当に不思議なことが起こりまくり…
驚いたのはシンクロニシティがしょっちゅう起きるようになったことです。
自分の人生にこういう不思議なことが起きると思ってなかったので、本当に驚きました。
それが願望に関係ないものでも、起きると、おぉ!という驚きとともに森羅万象とのつながりを感じて幸せな気分になるのです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。