輪廻転生があるとして。人間はどのくらいで生まれ変わるのか?生まれ変わりまでの期間について詳しくまとめました。
目次
生まれ変わりの期間
・半年~800年以上
・平均:約40年
生まれ変わりに関する様々な本を読んだ結果、次の人生へ生まれ変わるまでの期間は大体このくらいが多かったです。
また、生まれ変わりまでの期間が短い人、生まれ変わりまでの期間が長い人とバラつきがあるのには理由があります。
次の項目で説明していきます。
生まれ変わりまでの期間が短い人
「非業の死」を遂げた人は、次に生まれ変わるまでの期間が短い傾向にあります。
事故、殺人、戦争など、本人の意志に反して死んでしまった場合、「早く生まれ変わりたい」と望む魂が多いようです。
いくつかの例をご紹介していきます。
事例1:ジェームズ・ライニンガー君
前世の没日:1945年3月
現世誕生日:1998年11月14日
生まれ変わるまでの期間:約53年
ジェームズ君はアメリカ人の少年。
2歳の頃から悪夢にうなされ、「戦闘機が炎上して墜落した、脱出できなかった」と繰り返し言っていたそうです。
他にも戦闘機の空中戦の絵を描いたり、昔の同僚の名前を口にしたりもしていました。
親が調べたところ、これは前世の記憶だったことが判明します。
ジェームズ君の前世は、第2次世界大戦中に日本軍に撃ち落されて戦死したアメリカ兵の青年だったのです。
撃ち落されて飛行機が炎上していたのにコックピットから脱出できず、苦しみの最中で亡くなったので、その当時の恐怖の記憶が蘇ってきていたのではないか、と推測されます。
詳しくはこちら
事例2:カーソン
前世の没日:1995年4月19日
現世誕生日:1999年12月14日
生まれ変わるまでの期間:約4年
カーソンはアメリカ人の少女です。
カーソンの前世は、オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件で亡くなった犠牲者の一人でした。
事件が1995年4月19日に起きたので、再び生まれてきたのはおよそ5年後ということになります。
出典元:「死者の記憶をもつ子供たち」
事例3:ケイド
前世没日:2001年9月11日
現世誕生日:2004年12月28日
生まれ変わるまでの期間:約3年
ケイドはフロリダ出身のアメリカ人の少年です。
赤ちゃんの頃からどこか大人びた子供だったといいます。
ハイハイも歩くのも話すのもなんでも早く、1歳半~2歳頃には難しい言葉を使うようになったといいます。
3歳から「死んだ時のことを覚えてる」と話し始めました。
「僕は高いビルで働いていた
オフィスの窓から自由の女神像が見えた
そのビルが崩れ落ち、僕は死んだ」
ケイドは高層ビルから落ちる夢を繰り返し見たと言います。
母親が「もしかしてこの子はワールドトレードセンタービルで働いていたのでは?」と思い、色々調べた結果、ケイドの前世にあたる人物を突き止めます。
ケイドは前世でカメラやビデオ機器の修理をする会社に勤める男性で、アメリカ同時多発テロ事件の時、仕事でワールドトレードセンタービルで働いており、テロの犠牲者になったのです。
出典元:「死者の記憶をもつ子供たち」
非業の死は強い情動を引き起こす
人間が非業の死を遂げる際、ショックを受け強い情動が起こります。
あの場所に行かなければ、もっと力があれば、もっと鍛錬していれば…
困惑、悔しさ、怒り、自己憐憫、復讐…
その時の強い気持ちが魂の記憶に残り、早く転生したいと強く望むのでしょう。
生まれ変わりまでの期間が長い人
生まれ変わりまでの期間が長い人の特徴を紹介していきます。
魂の発達に無関心だから
このようなタイプは、中間世で休んでいる最中に生まれ変わることを拒否していた可能性があります。
死んでから次に生まれ変わる期間を中間世と言いますが、古代チベット人はそれをバルドと呼びました。
バルドでは苦しみはなく、あるのは安らぎと幸福感だけ。一方で、この世は試練や苦しみが溢れています。
それは、人間の魂が進歩するため。肉体を持たないと学べないことがあるため、人間は生まれ変わっています。
しかし、また生まれ変わって試練を受けるのを拒む魂がほとんどなのだそうです。
苦しみを体験するよりも安らぎの中にいたいと思うのは当然なのかもしれませんね^_^;
中には魂の発達を強く望む魂もあって、そういう人は転生を待ち望んでいます。
ただ、生まれ変わりたくない人でも、そう長く転生を拒むことはできません。
前世療法にて、バルドで転生が決まる瞬間について、とある男性のこのような証言があります。
「あの身体に入っていくしかありませんでした。
裁判官たちの助言でいやいやながら選んだのであって、選んだからには最後までやり遂げなければならなかった。
せきたてられたような気がします。」
(中略)
この被験者が証言したように、ゆくゆくは宇宙的な圧力が蓄積し、魂を物理的肉体におしこんでその歩みを再開するように強要するのだ。
引用:「輪廻転生」J・L・ホイットン
この男性は古代ギリシャで少年たちを働かせて虐待していたので、次の人生では自分が虐待を受ける側にならないといけないという恐怖から生まれ変わりを拒んでいたのでした。
このような背景があると、何とかして転生を回避しようとして、転生までの期間が長くなってしまうのでしょう。
長い人だと800年以上眠っていた魂もあるようなので…
でも結局、拒み続けることはできないんですね。
人間は生まれ変わり続けることで魂を進化させることができるので…
ネガティブに言うと人間は輪廻に縛り付けられているとも言えますが、ポジティブに見ると常に進化を目指す存在であるとも言えます。
次の人生に向けてしっかりと準備していたから
前世で思い残したことがある、罪を償いたいと強く感じているなど、何か心残りがあって次の人生に並々ならぬ決意を持つ魂は準備期間が長くなっている可能性があります。
なんでも、前世療法で中間世を見た人によると、中間世には図書館や研究室が入っている施設があり、好きな教科を学べるのだそうです。
医者や弁護士の被験者はその仕事に関連する学問を学んでいたと話していますし、この世の言葉では説明できないような学問もあったと言います。
次の転生までに時間が空いた人はここでしっかりと勉強して準備していたのかもしれませんね。
死の瞬間も分かれ道
死ぬ時も魂によって行動が異なります。
精神科医のJ・L・ホイットン博士はこのようにも述べています。
肉から霊へといともかんたんに移行できるのは気高い魂の衝動にしたがって性格形成をしつつ人生を送った人々だ。
彼らは肉体の崩壊を喜び、今まで閉じ込められていた身体からの解放を期待して明るい気持ちになる。(中略)
人格の未発達の人がとる立場はたいてい次の二つ。
1.死んでからどうなるかが心配で身体に残ろうと悪あがきするか
2.それとも健康に恵まれなかった場合などはことに、その身体をできるだけ早く新しい「洋服」と取り替えようと早々にまた転生していくか
のうちのいずれかである。
引用:「輪廻転生」J・L・ホイットン
宗教、文化的背景から死を受け入れている人は、肉体を捨ててあの世に行くことをすっーと受け入れられるようです。
しかし、俗物的に生き、スピリチュアルには一切興味がない、本も読まないような人は「死」を恐怖として捉え、最後に悪あがきするのかもしれません。
転生スピードが速まっている
ホイットン博士によると、中間世への滞在期間は過去数百年の間に確実に短くなってきているそうです。
つまり、次に転生するまでのスピードが上がってきているということ。
これは、現世は変化が激しく、新しい体験をして魂が成長しやすいからではないかと考えられます。
この観点からいくと人口増加も説明がつくのではないか、ともホイットン博士は語っていました。
確かに現代は昔では考えられないような、テクノロジーが発達しています。
ポケベル、携帯電話、スマホ、インターネット、5G…
昔はなかった職業もどんどん出てきています。
SE、Youtuber、ブロガーなど…
テクノロジーの発達に伴い、人間の生活も変化してきています。
昔は人とのつながりからしか情報を得ることができなかったので、フレネミーだろうと毒親だろうと我慢して関わる人が多かったでしょうが、今はスマホ一つで様々な情報にアクセスできるので、そこまで他人に頼る必要はありません。
関連:フレネミーの見分け方!出会いやすい場所や解放される方法
私のような一人が好きな人間には大変ありがたい時代です…
しかし、人間関係が希薄になってきていることも事実。
魂の進化は善かれ悪かれ、人間関係の中で磨かれることを考えると、一人でいすぎるのも良くないのではないかとも考えたりもします。
その答えは死ぬまで追求していきたいところですが、
この時代に生まれたからこそのアドバンテージを生かして魂を進化させていきたいですね。
まとめ
今回は生まれ変わりまでの期間についてご紹介してきました。
期間は半年~800年まで大きく幅があり、平均は40年です。
非業の死を遂げたり、前世に心残りがあったり、魂の発達を強く望む人は早く転生する傾向があります。
一方で、魂の発達に無関心だったり、この世でカルマを解消するために辛い思いをするのを拒んでいる人、逆に次の人生のためにしっかりと中間世で準備をしている人は転生までの期間が長くなります。
このように、ネガティブな理由もポジティブな理由もあり得ます。
それがどっちなのかは、今生の人生に対する態度を顧みればわかるのではないでしょうか?
「生まれたくなかった~」と言ったり、「成長」や「進化」に興味がない人は中間世に留まりたかった魂だったのかもしれません^_^;
どの道、この輪廻からは逃れられないのであれば、前向きに人生を生きていきたいですよね。
試練の時はそういう風に思えないかもしれませんが…
今生での生き方が来世に響いてくるのは確実なので、今生の持ち札が良くなくても、来世に希望を持って生きる、というのも人生を前向きに過ごすための一つの手だと思います。