人を見下してくる人は一定数います。
見下しの具合がひどいと、人を嘲笑する人もいますね。
見下した側はすぐに忘れていたとしても、された相手はずっと覚えているものです。
見下された側は、見下した相手に因果応報な出来事が訪れることを願うかもしれません。
例え今生では報いがなくても、カルマは来世に訪れます。
見下しの因果応報の事例を集めました。
見下し行為はカルマになる
アメリカの予言者、エドガーケイシーはこのように言いました。
残酷な笑いやさげすみの言葉は肉体的攻撃に等しい
直接暴力をふるわなくも人を見下すことは人を傷つける行為であり、カルマになって来世に報いを受けることになります。
実際に人を見下したことで、次の人生で報いがあった事例をまとめました。
1.嘲笑した報いが自分に返ってくる
45歳になるアメリカ人の婦人は法律家の妻で、3人の子供の母親でしたが、
36歳の時に小児麻痺になり、歩行不能になってしまいます。
家の中をちょっと移動するのにも、人手を借りないといけない事態になってしまいました。
そうなったのは前世の見下し行為にありました。
この人の前世:古代ローマ時代、王族の一員でネロと緊密に提携してクリスチャンを迫害した人物。
ケイシー「この人は闘技場で脚が悪くなった者に嘲笑をあびせかけた。だから見てごらん。それと同じことが今度は自分の身に起こっているのだ」
参照:エドガーケイシー「転生の秘密」
古代ローマでは見世物として、大規模なコロッセウム(闘技場)で殺し合いが行われていました。
次も古代ローマ関連のカルマです。
2.命がけで戦う人を笑う奴は報いを受ける
34歳のアメリカ人の婦人は、生後6か月で小児麻痺にかかって足が悪くなりました。
父親は子供に無関心で、娘が働いて稼いだお金を使いこんで平然としていました。
この女性の最初の恋人は第一次世界大戦で戦死。
女性はその後、別の男性と結婚したのですが、その男性が死にそうな病気にかかります。
しかし、病気が治るとその男性は世話をしてくれた看護婦と結婚してしまったのです。
この人の前世:ローマ時代の宮内官の家族の一員。
しばしば人間と人間との戦いや、人間と猛獣との戦いを特等席で眺めていた。
現在彼女が受けている肉体的苦悩の大部分はその当時いのちがけで戦う人々の悲惨な状況をみて笑ったその嘲笑に原因がある。
参照:エドガーケイシー「転生の秘密」
古代ローマの例が続きましたが、当時、闘いを楽しんでいた人はたくさんいたはずなので、皆どこかで報いを受けているのかもしれません。
人の生死に関わったり、苦しんでいる姿に投げかける嘲笑は、罪が重いということですね。
3.偉そうな態度がカルマになる
アメリカのタクシー会社で配車係として働いていた女性は、感情的な問題と劣等感にひどく苦しんでいました。
この女性は自分が今生で何か偉業をなしとげる運命にあると思いこみ、前世療法を受けました。
すると、苦しんでいる問題の原因がわかったのです。
現在の劣等感は彼女が前世でとった偉そうな態度の代償なのだった。
彼女の今生の目的は他の人々とのあいだの感情的な問題を克服するのを学ぶことにすぎない、ということだった。
参照:JLホイットン「輪廻転生」
人に対して偉そうな態度を取ると、劣等感になるというカラクリは面白いですね。
何をもって偉そうにしたのかは不明ですが、
持っている才能・美貌・権力・家柄を盾に偉そうな態度をとっていたから、今度は何も持たない側になって劣等感を味わうことで、偉そうな態度を取られた側の気持ちを理解しなさい、ということなのかもしれません。
マウンティングする人は劣等感が原因なので、こういうカルマを持っている可能性があります。
劣等感を持つ→マウンティングする=偉そうにする→カルマで劣等感を持つ、となると負のループです。
ここを抜け出すには、努力して劣等感を克服するしかありません。
まとめ
もしも、本当にカルマがあるのなら。
嘲笑する人に対しての憎しみも緩和されるし、自分も気を付けようという戒めになるのではないでしょうか。
生まれ変わった時には、前世の記憶がなくなっている人がほとんどなので、他人の因果応報を目の当たりにすることは難しいのがつらいところです。
しかし、現世においても、そのような行動をする人を見て、不快な気持ちになる人は多いでしょう。
人に対してそのような行動を取る人は敬遠されます。
孤独になっていきます。
そして、そういう人に限って、孤独に耐えられずに苦しみます。
ですので、あなたが手を下さなくても大丈夫でしょう。
また、憎しみを抱えていると、そのことばかり考えてしまって無為な時間を過ごすことになります。
不快な人間との思い出は捨て去って、楽しいこと、前向きなことを考えることをおすすめします。
もっとカルマの事例が見たい方はこちら。