職場のいじめは日本全国で起きていて、いじめにあっている側はとても辛く、苦しいものです。
職場いじめにあった場合にどうしたらいいのか?という対応策をまとめました。
職場でいじめに勝つ方法というタイトルですが、いじめを解決するために「勝ち負け」は関係ありません。
時には負けるが勝ち、ということもあります。
なので、いじめにあった時に自分の心を、人生を守るためにすべき対処方法をベースにまとめました。
目次
職場のいじめに勝つ方法3選
職場でいじめをしてくる人との関係性によって対処法も変わってくるので、以下の2バージョンにわけた対処法を綴っています。
1.昔仲が良かった人
昔は良好にコミュニケーションを取れていたのに、急に態度を変えてきていじめをしてくる人がいます。
こういう場合は距離が近いことを利用していじめてきますので、それに対する対処法を書きます。
2.一方的に嫌ってくる人
まともに喋ったことがない、業務上のコミュニケーションしか取ったことがないのに、一方的に嫌いオーラを出してくる人がいます。
こちらの何かが相手のセンサーに触れたのでしょう。
それはこちらに問題がある時もあるし、あっちが勝手に劣等感を刺激されて逆恨みしてくることもあります。
無視する、知らんぷりする
職場でいじめをする人は、相手が何らかの反応を返してくることを期待しています。
そのため、無視する、知らんぷりするのが得策です。
無視する→昔仲良かった人
昔は話したり、一緒にランチしたりしていた同僚、または上司。
うまくやれていると思ったのに、態度を変えてくることがあります。
こういう人種は距離が近いことを利用して、色々と言葉でいじめを仕掛けてきます。
ダメージを受けたり、弱ったりしていると相手はとても喜びます。
また、こっちが怒っても喜びます。
嫌味を言われた時に、ヘラヘラと笑って話を聞いてあげるのもNGです。
これは余計にナメられます。
じゃあ、どうすればいいの?って話ですが、無視に限ります。
いじめをする人はしょうもない嫌味を言ってくることが多いので、真顔で無視、が良いです。
それかしつこい場合は、キレた顔で「は?」というとサッと自分の席に戻って行きます。
相手の期待通りの反応をしないのが大事ということです。
いじめをする人、うざく絡んでくる人は心が寂しいので、構ってほしくて構ってほしくて仕方ないのです。
知らんぷりする→一方的に嫌ってくる人
全然仲良くない、接点もなのに、一方的に職場で嫌いオーラを出してくる人がいます。
そういう人は、直接的に言葉でいじめができないので、目で威嚇してきます。
ニラんできたり、見下した目で見てきたり。
わざと体をこちらに向けてまで見てくるので分かりやすいです。
その行為に対して弱ったり、悲しんでいたりとダメージを受けている反応を返すと相手は喜びます。
そんなことを喜ぶなんてもう本当にどうかしているし、不幸でしかないのですが、嬉しいらしいです。
ですので、知らんぷりが有効です。
このページにたどりつく人は人の嫌がらせに気づく感性の鋭さがあると思うので、どうしてもその視線に気づいてしまうでしょうが、
「あ、なんか見てるわー」と思うだけにして、
「今日は天気がいいなぁ~」
「お昼は何を食べようかな~」
と脳内変換して、無視しましょう。
嫌味を言ってきたらチクッと言い返す
これは昔仲良かった人を筆頭に、コミュニケーションを取る距離感の場合に有効です。
いじめをする人はしょうもないことを言ってくるので、無視もいいですがたまには嫌味を返しましょう。
こっちも刀を持ってるよ?という姿勢を見せるのも大事です。
弱い犬ほど良く吠えるというように、いじめをする人は安全な場所から安全にいじめられる人に吠えているだけです。
そういう人は、味方が全然いない、初めての場所では驚くほど大人しくなります。
話が脱線しましたが、こちらも黙ってるだけじゃねぇぞ?お?という姿勢を見せることで、相手が怯みます。
いじめてくる人よりも職場に馴染んで味方を増やす
昔仲良かった人、一方的に嫌ってくる人のどちらにも有効な手段です。
いじめをする人は一人じゃ何もできない弱さを持っています。
もしくは、こちらが自分よりも立場が弱いと思うからこそ、強気にいじめてくるわけです。
こういう人がビビるのは、「仲間の多さ」です。
職場という枠の中で、自分が相手より仲間が多いと思っているので、安心感を持っていじめてきますが、いじめをされる側が職場に馴染んで、味方が増えてくると態度を変えてきます。
手のひらを返したように親切にしてくる場合もあるし、嫌いという態度は変えないが、前よりもこちらに気を使ってきたりします。
上層部に訴える
いじめをする人よりも上の地位の人に訴える、という手段があります。
上司だったり、ハラスメントの窓口だったり。
コンプライアンスのしっかりした会社なら、然るべき対応を取ってくれるでしょう。
しかし、職場のハラスメントに対する意識が低いと訴えてもうまくいきません。
しかも、いじめを受けていると少なからずダメージを受け、弱った状態。
その状態で間違った相手に相談すると、更にダメージを受ける羽目になるので、相談する人はしっかりと見極める必要があります。
相談相手の見極めについて詳しくはこちら
⇒⇒⇒相談する相手を間違えたと思う瞬間5つと二度と失敗しないための対策方法4つ
しっかりと証拠を残して戦う
言われたことを録音、されたことを逐一メモして裁判なりで訴えるという方法もあります。
今はポケットに入るサイズの録音機も簡単に手に入るので、証拠は残しやすいですよね。
SNSでの匿名の悪質コメントが訴えられる時代。
パワハラ、セクハラ裁判もこれからは増えていくでしょう。
ただ、これをやると、戦うということに対してすごくエネルギーを使うことになるので、事前に時間と自分の人生の幸せについてしっかり考える必要があります。
職場でいじめする人の心理
職場でいじめをする人の心理って気になりますよね。
相手の気持ちがわかると納得感がでて、苦痛が和らぐこともあるので、ご紹介します。
昔仲良かったのにいじめをする人の心理
昔仲良かったのにいじめをする人は、距離が近い相手にこそ抱く感情というものがあります。
<女性→女性の場合>
- 最近構ってくれなくて寂しい
- 結婚してるのがムカツク!(私は結婚できないのに…)
- 私より人生楽しそうでムカツク!
- 私の子供より(相手の子供が)優秀そうでむかつく
- 旦那と仲良さそうで羨ましい(うちはずっとレスなのに)
これは女性→女性に向けた嫉妬、僻みが原因です。
50歩100歩の間柄なのに比べたがりさんの女性が多いので、そういう人に遭遇すると、勝手に比較対象にされて、嫉妬されていたりします。
昔、男女で仲が良い、もしくは朗らかに話す仲だったのに、いじめをしてくる人もいます。
<男性→女性の場合>
- 俺が付き合いたかったのに、結婚するなんて
- 俺より出世しやがって(女のくせに)
- 急に冷たくなって腹立つ(※女性は距離が詰められてるのに恐怖を感じて逃げただけ)
職場の気にいった女性を手籠めにしようとしてうまくいかなかったから、といって腹いせに辞めさせようとする既婚男性がいます。
私は会社員として6か所の職場で働いてきましたが、これは本当に多いです。
逆に女性からのセクハラいじめもあります。
<女性→男性の場合>
- (部下の男性に対して)私の指示に従わないのがむかつく(私のほうが偉いのに)
- 結婚して幸せそうなのがむかつく(女性は独身の場合)
権力に任せて欲望を満たそうとする人がいます。
会社と全然関係ない個人的欲望なので、本当におかしい話ですが…
彼らの脳内では整合性がとれているのでしょう…
一方的に嫌ってくる人の心理
普段話さないのに、一方的に嫌ってくる人は何を考えているのか?についてまとめました。
強い劣等感を持っている
誰もが多かれ少なかれ劣等感を持っているでしょうが、強さを持っている人、もしくはより良い人間になるための努力を惜しまない人は、自分の努力で劣等感を克服していきます。
しかし、自分の劣等感と向き合う勇気がない、弱い人は現実から目を逸らし、周りに当たり散らすことで劣等感のストレスを解消しようとします。
重箱の隅を楊枝でほじくるかのように、相手の弱点やコンプレックスに感じている部分を探し出し、そこを突いていじめてきます。
職場でいじめられる人は優秀な人も多く、劣等感の強い人を刺激してしまっているのです。
持たざる者が持っている者に嫉妬することで、いじめが起こります。
自分を信じられない
いじめをする人は自分を信じられず、困難に立ち向かう勇気がありません。
なので、真正面から努力することをせず、周りの人を蹴落とすことで自分の地位を高めようとします。
自信たっぷりに振る舞っていたとしてもそれはハリボテの自信です。
「俺ってすごい」「私ってすごい」と思っていても、職場で脅威になりそうな人が現れると恐れおののきます。
例えば自分だけしか扱えない仕事があったのに、転職してきた人が自分よりその分野に詳しかったり。
職場のITレベルが低すぎて、「デュアルモニター何それ?」状態のところで威張っていたのに、IT業界からの転職者が来たり。
自分が職場にとって価値のある人間だと確信しているなら、どっしりと構えていられるはずですが、そうではないから脅威になりそうな人が来た時に取り乱して、全力で引きずり降ろそうとするのです。
不幸
自分は不幸だと思っている人は、幸せそうな人をいじめてくることがあります。
職場なら、イキイキと働いている人や、優秀な人に嫉妬したり。
- 好きじゃない仕事をしぶしぶやっている自分→あの人は仕事好きそうで羨ましい
- 得意なことが何もない→人をいじめるのが得意だからそれで立場を固めよう!
- 給料低い→いじめで憂さ晴らししよう
ダークサイドすぎる思考展開でますますドツボにハマっていきます。
まともな人からは敬遠される人種です。
【最終段階】職場のいじめに耐えかねた時の対応策
前半では職場のいじめに勝つ方法についてまとめてきました。
が、「勝つ方法」が試せるのは、まだ自分の心に余裕がある時、かつ自分がその職場に対して執着、よくいうと愛着がある段階です。
いじめがきつくなってきて、もう限界だ!となった、最終段階の対応策について最後にまとめたいと思います。
辞める・休職する
本当にしんどい時、これ以上踏ん張ったら心を病みそう、と言う時。
職場を休職する、または辞めることをおすすめします。
簡単には辞められないのはわかりますが、心を病むとリカバリーにとても時間がかかりますし、最悪の場合は二度と元には戻りません。
そうなると、家族がいる人の場合は、家の中がどんより暗くなって、つい家族に当たり散らしてしまったりする人もいて、配偶者、子供に悪影響が出ます。
自分のせいで子供や配偶者がつらい思いをして苦しむのは嫌ですよね?
まだ未来ある子供のためにも自分が正常なマインドを保ってイキイキと生きることはとても大切なんです。
「お金が~」とか思うかもしれませんが、私は「まともな神経の親>病んでるけどお金持ってる親」だと思います。
子供の立場からしても、親には元気でいてほしいんです。
それが子供の健やかな成長につながっていきます。
職場は星の数ほどありますが、家族はたった一つ。替えが利かない存在です。
職場の付き合いは退職したら消え去りますが、家族のつながりは一生です。
いざとなったら仕事は色々あります。
昔なら終身雇用でもっと転職しづらかったはずなのですが、今は転職するのも普通の時代。
仕事を辞めるとなると、プライド、不安、メンツなどがあるかもしれませんが、これを機会に何が大切かをしっかり考えてみてほしいです。
【後説】ピンチはチャンス
ピンチはチャンスとはよく言ったものです。
これまでの人生を振り返ってみてほしいのですが、うまくいっている時は何も考えないけど、ピンチの時ほどあれこれ考えるものではありませんか?
- 大病しなかったら、家族を顧みることはなかった。
- 離婚しなかったら、自分で商売を始めることもなかった。
困難にぶつかったからこそ、新しい人生の扉が開いた話は枚挙にいとまがありません。
いじめはいじめてくる人が悪いですが、この試練を通過してから見える景色があります。
そして勝ち、というのは裁判して相手をつるし上げてこっちが正しいことを証明する、もしくはいじめ返して復讐することだけではありません。
勝ち=逃げるが勝ちです。
- 私(俺)は悪くないのになんでこっちが辞めないといけないの?
- せっかくこれまで積み上げてきたものがあるのに。
- 人間関係以外は最高の職場なのに。
と思うかもしれませんが、その思いにとらわれると大事なものが見えなくなってしまいます。
「こっちが正しいんだから負けない!」と思っていても、チクチクネチネチやられると、気づかない内にダメージが蓄積していき、家族や友達に当たり散らしたりしてしまい、周りから人がいなくなっていきます。
そうなると、もういじめをする人と同じ穴の狢になってしまいます。
人間として取り返しのつかないことになる前に、「辞める」という決断を下す。
そして、辞めたら(もしくは休職したら)ちょっと休む。
これまで貯めたお金で旅行したり、会社に行かずに好き勝手に暮らしてみるのもいいでしょう。
(貯金がないなら、先に転職活動して次の職場を決めておく方が安全です。)
そうしてちょっと元気になったら新たな職場で働いたり、自分のスキルを高めて自営業になったり。
プライドうんぬんよりも自分が幸せを感じることに軸を置くと、人生が好転していきます。
昔いじめられたことを思い出して、むかつくこともあるでしょう。
しかし、自分を高めることに集中していると、そういう過去はどうでも良くなっていきます。
そうこうしているうちに数年経過すると、いじめられた職場にいた頃よりも幸せになっていることに気づきます。
そうすると、過去は本当にどうでも良くなってきます。
その一方でいじめをしていた人達はずっとその職場にいて成長しないままです。
転職もできません。なぜならそこしか居場所がないから。
努力もできない、実力もない。
そこしかないと思っているから、人にひどいことをしてまでしがみついているんです。
どうしようもない人間を尻目にあなたは爆速で成長して幸せになっていきましょう。
6,000字もあるこの記事をここまで読んでくれたあなたは、自分の人生をより良くするために成長していく意欲がある人だと私は思いますので!
困難は自分が生まれてくる前に設定した課題であるという考え方すらあります。
前世療法で前世を知った人、生まれてきた意味を知った人の話を知ると、色々と納得いきます。
前世についてはこちらが詳しいです。
⇒⇒⇒86回転生した女性の転生歴とあの世で分かった生きる意味
復讐しても自分に跳ね返ってくるということもわかっていますので、ダークサイドに落ちるのはやめた方が良いです。
いじめをするような人間は相手にせず、自分の成長のために尽力して、自然に死ぬまで思いっきり生き抜いてやりましょう!